焼酎
焼酎の歴史
南九州を中心に醸造が盛んである。かつて同地域で日本酒の醸造が行われていた際には腐造が多く、腐造しにくくすることを目的に酸を大量に出す黒麹菌を使用すれば、酸性が高くなり、醸造酒としては飲用に適さない。そのため、同地域で焼酎の醸造が盛んになった。
焼酎の飲み方
産地の南九州では、日本酒よりも一般的な存在で、通常、お湯割りで飲まれる。焼酎のお湯割りは、酒杯に先に湯を入れ、後から焼酎を静かに加える。対流によって自然に混ざるのでかき回す必要はない。湯よりも焼酎を多くするのが基本で、酔い心地が柔らかく、香りも楽しめる。より本格的に味わうには、先に焼酎と水を合わせておき、一日おいたものに燗をして飲むとあたりがより柔らかになる。
プロがすすめるおいしい飲み方
前割り
ぜひ試してみて。味の違いにビックリ!
酒器に焼酎と水を入れて1~2日程度味をなじませます。
焼酎6:水4または5:5がおすすめ。時間をかけて水となじんだ焼酎の味は格別。お燗や水割りにすれば、まろやかでソフトな飲み口を楽しめます。
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お湯割り
じっくり混ざり合っておいしくなるんだ!
焼酎6:水4が一般的。アルコール度数も日本酒と同じ位になります。冷めにくい陶器のカップなどに、まずお湯を入れてから焼酎をゆっくり注ぎます。お湯が熱すぎると香りがきつく立ちすぎるので、気をつけてください。
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お燗
お燗にするなら前割が一番!
酒器に焼酎と水を入れ、人肌程度に温めます。
焼酎6:水4か5:5がおすすめ。一晩じっくりなじませた焼酎(前割り)をお燗するのが本格的な飲み方といわれています。まろやかな飲み口で。お湯割りよりも飲みやすくなると評判
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ロック
氷はおいしい水で作ってね!
まずグラスに氷を入れ、ゆっくり焼酎を注ぎます。焼酎本来の味わいがそのままに、そして爽やかに楽しめます。氷はクラッシュすると水割り近い感覚に。ノドごしがよく、ほのかに立ち昇る香りとライトな味わいが人気です。
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水割り
ポイントはおいしい水と氷だよ!
焼酎6:水4が一般的。アルコール度数も日本酒と同じ位になります。お好みで7:3、5:5なども。焼酎、水の順にゆっくり注ぎます。お湯割りよりも濃い目でもコクと香りを軽やかに味わえます。前割り焼酎に氷を浮かべるのもおすすめです。
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